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このブログを読んでいる人の多くは、 日本語が読める、書けるという人でしょう。

日本語に限らずですが、読み書きできる言語があって、
(いわゆる人間と人間が意思疎通に使う普通の言葉という意味での言語)
「ライターです」と名乗れば、そのとたんに誰でもライターにはなれます。

じゃあ、「プロのライター」ってなんでしょう?
プロという以上、ライティング(文字や文章を生み出す)によって
ギャランティや給料をもらっている人であることは間違いありません。

では、それ以外に何をもってプロと言えるのか?
言い換えると、プロとしてお金をもらえている理由は何か?

私は、コピーライターとして、そしてライターとして、お客様から制作費をいただき
会社からお給料をもらっています。もう20年以上が経ちました。

そんな私が思う…あくまで個人的な見解ですが
広告制作におけるプロのライターって何なのさ、をまとめてみました。
(コピーライターって?は、また別ですのでまた今度)

<プロのライターの条件>…個人的見解

正しい文章がかける

そんなの当たり前?でも意外とみなさん、書けていないものなんです。

読みやすい文章がかける

「今日は雨が降っていたのですが、
子どもたちは部屋で遊びたいと言ったので、絵本を読んで過ごしました」
この文章を、すぐにスマートに修正できるでしょうか。

依頼主の「伝えたいこと」をバッチリ汲み取れる

ライターは、決して作家ではないんです。
「何かを伝えたい人」がいて、その人が伝えたいことを、
伝えたい相手に届くように言葉をつくる人。

つまり、代弁者といえるかもしれません。
だから、まずは依頼主が思っていること、伝えたいこと、伝えたい相手を
バッチリ汲み取らないと ライティングははじまらないんです。

この「バッチリ汲み取る」ってことが…けっこう難しい…
書くチカラ、より、聴くチカラ、の方が必要かもと思うことしばしば。

会話術もいりますが、〝感〟も必要。
〝勘がいい〟人などとよく言いますが、ここではあえて〝感〟と言いたい。
汲み取るときにこそ、この感じるチカラで書くことや言葉選びが大きく変わります。
ここがニブイ場合はプロにはなれません。

いろいろ人生経験しちゃってる

ライティングするとき、依頼主から聞いた情報だけを元に書くなんてことはありません。
いろいろ情報収集もして(この、いろいろ、についてもまた今度)
めいっぱい、あれこれ考えた末に、1語1語を選びます。

このとき、情報だけじゃない魔法のスパイスが人生経験。
先の③について、相手のアレコレをバッチリ汲み取るときも
この人生経験ってやつが活きてくることがたびたびあります。

⑤けっきょくはポジティブ

広告や広報の対象が、たとえどんな人でも、どんなモノでも、どんなホニャララであっても
言葉や文章で昇華させるのがライターの腕のみせどころ。
苦手なものでも、共感できないものでも、けっして美味しくないものでも、
「伝えたい人」の代わりにステキに書き上げます。

そんな伝え方があったのか、そう感じさせる言葉を生み出せたら、なかなかです。
すごいキャッチコピーみたいなことをイメージするかもしれませんが、
そういうわけでもありません。

結果的に、幼い子どもでも理解できる文章こそが、大正解となることの方が多いです。

ジブン発信のライティングは苦手

語彙力がある?たくさん本を読んだことがある?IQが高い??

そういったことも必要なのかな?どうなのかな?必要かもしれませんね。
ただ、私が考える「プロのライター」の条件にはハマっていません。

みなさんは、どのように思いますか?
あなたがイメージするライターって、どんな姿ですか?

ここまで書いても、ノース・ヒルのライター、みんなぜんぜん違います。
みんな「プロのライター」です。

だからおもしろいんです、うちのクリエイティブ。

ちなみに、この記事は「プロ」の私は書いていません。
「何かを伝えたい人」の依頼は受けていないから。
だから、こういうジブン発信のライティングは苦手です。

ざっくりラフに、オフモードで書きました。
でも、皆さんに伝えたいこと、です。お許しを☆彡

セミナー抄録 第1回「メールマーケティングはオワコンか?」
コレ知らなかったの、私だけ!?(イラストレーター/フォトショップ編 vol.1)
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