ChatGPTなどの対話型AIの進出で
ライターの仕事はなくなるのか!?という記事を
先日アップしましたが、意外と読んでくださった方が多かったようです。
それでちょっと気を良くしたもので…またまたAIに対抗して
「ここが生身のライターの強みやねん!」となる取材の極意をご紹介。
今回もあくまで個人的なハウツーですが
意外とツカエルと思いますよ!
「取材力」こそライティングの命
先日の記事(対話型AIが進化!「ライター」の仕事は、なくなる??)で、
過去の情報をもとに答えてくれる対話型AIにできないものは、
現場の取材(体験)であり、
場所、モノ、コト、人などなどその体験を自分の感性で感じ、表現すること、
という主旨のブログを書きました。
世界中のデータや情報を集めたところで、
今、起きている出来事やそこでしか触れられないモノについては
やっぱり人間が体験するしかない。
映像や音声を元にライティングすることもできますが
それはあくまでも「情報の産物」でしかなく
ライターが「感じた、気づいた」からこそ選ぶ言葉とは大きな違いがあります。
つまり、どうやってもAIは情報ありきの、待ち仕事になるのに対して
ライターは自分から情報とそれ以上のものを取りに行く、攻めの仕事。
ということは、私たちライターがAIが絶対に書けないライティングをするには
「ジブンらしい取材」をすることが、とっっっても重要!
一言で言っちゃうと、それが「取材力」です。
取材の極意~あいづちは相手を見極める~
現場と言ってもピンキリですが、多くの場合、
取材対象について人から話を聞きます。
その相手から、どれだけ情報を引き出せるか、がライターの腕によるもので
これを大きく左右するのが〝あいづち〟です。
人間の中で当たり前になっているモノ・コトは
意外と「話すほどでもない」と脳が判断してしまうため
取材を受けている人から出てこないことがしばしば。
それを〝あいづち〟で引き出すわけです。
正確には、相手の言葉に対して返す反応や言葉がけなので、
あいづちだけではないのですが…
たとえば…をチラ出しすると…
[大企業の社長の場合]
話し中も目を見ながらしっかりうなずき、「なるほど!」感を大いに出す。
[飲食店の店主]
料理を食してから取材するのがベター。
料理のこだわりポイントが出てきた際は「確かに!」「そうだったんですね!」など
味わった者としての驚きや感動をこめて返事する。
[大学教授・医師など]
ある程度の知識を持って取材に挑むことが必須。
独自の見解や研究について話が出た際には、若干、無知なふりをして質問する。
相手の功績についての話は、「○○だそうですね!」と上乗せ情報で知ってる感を出す。
[学生(学校案内など)]
共感と等身大がポイント。どんなコメントにも肯定的な返事で「分かるよ」感を出す。
親戚のおばちゃん(若いライターなら友だち)的なノリで、ちょっぴりため口でもオッケー。
取材の極意~敬意をはらって、ずうずうしく~
限られた時間の中で、どれだけ多くの幅広い情報を得られるか。
そのためには、現場の方々に敬意をはらう態度を見せながらも
ずうずうしく、何でも体験させてもらうことが大事。
「それ、ちょっと食べてみてもいいですか?」
「見たいんですけど、ありますか?」
「一回やらせてください!」
取材対象を、どんなに素敵に伝えたいか、
どんなにしっかりと伝えたいのか、
そのために自分がどれほど情報を欲しがっているのか…を
相手に伝える=ずうずうしいお願いをする、という行為です。
取材上手は甘え上手、とでも言えますかね。
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