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「Chat GPT」や「生成AI」といった言葉を目や耳にしない日はないほど、
世界中が今、AIの話題で溢れかえっています。

なになに?人間の質問に、ネットワーク上のさまざまなデータや情報から
一瞬で回答を導き出してくれるって?
しかも、とっても自然な文章で、まるで人と会話するように!?

AIの進化で数年・数十年先には今の職業の多くがなくなると言われていますが
こんな対話型AIが現れたら、いやーもう、
ライターという職業がまっさきになくなると思いませんか…

当の本人、「Chat GPT」に聞いてみた。

えらいこっちゃ、どうしましょう。
もしかしたら近いうちに無職!なんてことがあるのかも!?

………なんて、ウソ。
ライターは無くならないって確信しています。

でも、説得力がないでしょ?
じゃあ聞いてみましょう。渦中の当の本人「Chat GPT」に。
ということでさっそく入力開始。

▲私▲質問
「Chat GPTが浸透すれば、ライターという職業はなくなりますか」

▲Chat GPT▲回答
AIテクノロジーは間違いなくライティング業界に大きな影響を与えていますが、ライターという職業が全くなくなるというわけではないと考えられます。ここにはいくつかの理由があります。

1 個別性と創造性:
AIはパターンを学習し、既存の情報を基に新しい内容を生成します。しかし、人間のライターがもつ独自の視点、個性、経験を完全に模倣することは難しいです。創造性という点では、AIはまだ人間の能力に追いついていません。

2 感情と共感:
AIはテキストを生成し、情感を模倣することができますが、実際に感情を経験したり理解したりする能力はありません。人間のライターは、自身の経験と感情を基に読者に共感を呼び起こす文章を書くことができます。これはAIが持つことのできない独特の能力です。

3 倫理と判断:
複雑な倫理的判断や微妙なニュアンスを理解するためには、深い人間の経験と理解が必要です。現在のAI技術では、これらの判断を完全に適切に行うことはできません。

4 コンテクストと背景知識:
AIは大量のデータから学習しますが、特定の文化や地域、または特定の時間や場所のコンテクストを完全に理解することはまだ困難です。人間のライターは、そのような背景知識を自然に持ち合わせており、それを文章に反映することができます。

AIが持っていないモノ、得られないモノとは?

さすが、論理的に答えてくれますね~。すごい説得力です。
論文を書くように言われたら、私なら負けますね。
もし論文を書くのがライターなら、今日にも無職になってしまうわけです。
でも、私たちライター・コピーライターが生み出す言葉は、論文ではありません。

「Chat GPT」も、“ライターは全くなくなるわけではない”と答えてくれましたが
そこに書かれているように
「人間のライターがもつ独自の視点、個性、経験」
「自身の経験と感情を基に読者に共感を呼び起こす」

をAIが持っていないことが、ライティング・コピーライティングをする上で
いちばんの欠点だと思います。

いろいろ意見や考えはあると思いますが
私が思うAIの強みは膨大な情報と、
それを統計的に整理して文章をつくれるということでしょう。

ライターが文章を書くときも、たくさんの情報を集めたり、調べたりして書きます。
ここにすごく時間がかかるので、
そのスピードや正確性ではAIの足元にもおよびません。

ただし、これらの情報に
「人間のライターがもつ独自の視点、個性、経験」
「自身の経験と感情を基に読者に共感を呼び起こす」
といったエッセンスを加えることで言葉をつくることが、私たちの仕事。

これが、この仕事がクリエイティブだとか、クリエイターと呼ばれる理由です。

さらには読み手のさまざまな背景や文章が掲載されるツールの特性など
いろいろな、いろいろな、いろいろな…ことを考えまくってライティングします。
(これもAIには難しいと説明されていますね)

AIのおかげで、ライターの未来は明るい★

とはいえ、ライターに依頼される制作物の中には
情報を整理して分かりやすく説明書きをする、だとか
クライアントから支給された文章をリライトする、といったものもあります。

こうした作業はAIにお願いしちゃった方が速そうです。
誤字脱字も無いですしね。

私たちが調べものに要する膨大な時間や手間も
AIを上手に使えば、あっという間にできるでしょう。

つまりAIは、私たちライターにとっては職業を奪うツールというよりは
頼もしくて便利なツールになるはずです。
活用すれば、もっとレベルアップ&クオリティアップが叶うはず!

ライターの仕事に興味があるみなさん、少しは安心しましたか?
ライティングにギャラを払うのがもったいないから「Chat GPT」でええんちゃう、と
思っていたクライアントの皆さんも思いとどまってくださいね。

明日からも、ちゃんとクリエイティブできるように、
AIを味方につけて、人間の私が、がんばります★

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