駆け出しのデザイナーのみなさん、どのようにデザインスキルを身につけようと考えていますか?
学校やオンラインスクールで勉強したり、デザインサンプルを収集したり…もちろん先輩デザイナーの下でアシスタントとして修正業務やパーツ制作などをしながら、実際にデザインに触れて学ぶことが一番の勉強になると思います。それでもいざデザインしてみると「こんなはずじゃなかった」「もっと上手くできると思っていたのに」と感じた方は多いのではないでしょうか?
そんなみなさんの参考になるかはわかりませんが、私が新人だった頃にやっていたデザインの勉強法をご紹介いたします。
STEP 1. 「まねる」が「まなぶ」になる
「『まなぶ』の語源は『まねる』」だと、どこかで聞いたことがありますが、ここではまさにそれを体現したような勉強法をご紹介いたします。
まずは、自分の好みで良いので見本となるデザインサンプルを用意してください。すでにデザイナーとして就業されている方は普段の業務内容に近いデザインサンプルが良いと思います。
用意した見本をイラストレーターなどに配置して、そっくりそのままトレースしていきます。ここではトレースしながら今の自分にはない感性や感覚に気づくこと、体感すること(=引き出しを増やす)が目的なので、「自分ならこうする」みたいなオリジナリティーはまだ必要ありません。
ただ漠然とトレースするのではなく、空間の作り方やバランスなどデザインを構成する要素ひとつひとつに意識を向けながらトレースすることが重要です。もし技術的にわからないところがあれば誰かに聞くのもアリですが、ググったりして自分で解決する方が身につきます。
トレースを終えて、自分にはない感性・感覚に気づくことができれば◎です。
STEP 2. おもちゃで遊ぶように?
先程作ったトレースデータは、デザイナーにとっては“おもちゃ”にもなります。
今度はそのデータを使って、色、書体、レイアウトなど自由にアレンジしてみましょう。(元のトレースデータは別名保存しておいてください。)
いろいろ触ってみてオリジナルよりも良いものができればとても素晴らしいですが、みなさんより経験豊富なデザイナーさんが練りに練って作ったものだと思うので、なかなかそう上手くはいきません。まずは気軽に遊ぶつもりでデータをいじりながら、どこが良くてどこが悪いのか考えてみてください。
STEP 3. やっぱり最後はデザインしてみよう!
最後は元のトレースデータをベースに、他の業種・業界に置き換えて(例えば、元が会社案内なら学校案内に置き換えてみるなど)実際にデザインしてみましょう。
その際、タイトルやキャッチコピーなんかも自分で考えるとリアリティが出るので、デザインと一緒に考えてみましょう。自分なりに納得できるものができれば大成功。今後の仕事にも活かせる日がきっときます!
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いかがでしたでしょうか?
すでに同じようなことをしている方もいると思いますが、個人的に仕事以外で一番デザインスキルが身につくと感じた手法だったので、まだ試したことがないという方はぜひチャレンジしてみてください!
(注:作ったデータはくれぐれも業務に転用しないようにお願いします!)
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